おはようございます。百井桃太です。
今日は僕の天敵について話します。
まず学生時代の話です。僕は元来暗い性格というわけではないのですが、イケてるグループの男子になった試しはなく、ずっと影の者として学生生活を送ってきました。そういった感じだというのは以前のいくつかの記事からもお察しのこととは思います。
※僕の芋臭さがわかる参考文献です。
そんな学生生活が影響を及ぼしているのでしょうか、僕はキャピついている女の子がとても苦手です。そうです天敵です。
僕がカエルならキャピついてる女子はヘビ。
僕がヘビならキャピついてる女子はマングース。
僕がジェリーならキャピついてる女の子はトム。
僕がえなりかずきならキャピついてる女の子は泉ピン子（？）。
僕が月亭方正ならキャピついてる女の子はモリマン。
僕が東京03ならキャピついてる女の子は島田紳助。
つまりガチガチの天敵関係なのです。
いやそもそもキャピついてる女子って何？と思われる方は極端な例で、以下の女性芸能人を思い浮かべていただきたい。
misonoさん
FUWAちゃんさん
鈴木奈々さん
おわかりいただけただろうか？
うーむ、お三方を挙げてみてわかったんですが、テンションが高いってのが大きな要素の一つですね。近年の言い方でいうところの「パリピ」に属する女性のことです。
ちなみにわかりやすいイメージとしてこのお三方を引き合いに出しましたが、僕がこのお三方を嫌いというわけではありません。むしろみなさん面白いので好きな部類です。
僕が苦手で天敵だと思っているのは、このお三方クラスのテンションを持ち合わせながら、笑いのセンスが合わないパリピな女の子＝キャピついてる女の子のことです。
簡単に言えば、タピオカを食べながらキャピキャピインスタに自撮りをあげている女の子は多分無理です。島田紳助です。
すみません、これ伝わりますかね？タピオカ食べながら「タピオカだし〜！まじタピってる〜！マジウケんですけど〜！」みたいに一周回ってめちゃめちゃ高度なお笑いなのか？と思えるような発言で笑っている女の子が苦手なのです。
同じ例でもタピオカを食べながら、「これトコロテン？原価2円くらい？」とか「これ同じ値段ならわたしは吉野家の朝定の方選ぶわ」とか「言えてる。同じスイーツならガリガリ君8本買うわ」とか「ガリガリ君スイーツとか言ってる時点でタピオカ食う資格ないわアンタ」とか二人で言いながらインスタなんかにもTwitterなんかにもあげずに行ってしまうみたいな女の子が好きです（どういう例え）
というわけで僕はこんな女性が苦手なのですが、大学にもなると周囲にはそんな女性ばかりが溢れかえっていました。
社会人になってもそんな女の子は一定数いて、苦手ではありますが付き合わざるを得ない場面がありました。今日はそんな場面のお話をして陰気男たちの共感を得たいです。「あつまれどうぶつの森」が流行っていることですし、ここにも「あつまれ陰気男のウェブ」をオープンさせます。
……あれは社会人１年目のこと。
同期で親睦を深めるために飲み会を開いていました。盛り上がり、電車の時間を過ぎてしまったので、家が同じ方向の同期の女の子、アイリちゃん（仮名）と二人でタクシーで帰ることに。
アイリちゃんは「クリスマスは独身女子（彼氏いない女子）でホテル借り切ってクリパ（クリスマスパーティ）するんだぁ〜♪」と言うようないわゆるキャピ系ではあったのですが、普通に良い子でかつ場をわきまえられる子だったので二人でいる分には全く問題ありませんでした。
そしてタクシーを探している時、彼女に電話がかかってきました。
「もしもし〜？！あ、キョーコ？」
テンションから見ても明らかに女友達からの電話です。華金だったので、「ああ、他に飲んでる女友達から誘いの電話が来たんだな」くらいに思ってました。それならば僕一人で帰ればいいだけです。しかし……。
「うん、うん。あーそうなん！？こっちも、同期の男の子とちょうど帰るとこだった！そうね！じゃあそうしよっか！そっち方面行くから！じゃね」
おっ、まさしく合流の流れやね。じゃあ僕はおいとまするとしましょう。思っていると同期の女の子が衝撃の発言をしました。
「友達ももう家に帰るらしいんやけど、方向一緒やから一緒にタクシー乗って帰ってもいい？」
おおう、そっちのパターンですか……。
しかしまぁ、相乗りで料金も割り勘になるし方向が同じなら断る理由もありません。
飲みに行こう！なら地獄やけど、（僕は人見知りなので）タクシー乗って帰るぐらいならまだいいか……。そう考えた僕は二つ返事で了承しました。そして合流場所へついた時。
「きゃー！キョーコー！！アヤカー！！」「きゃー！アイリー！！」
二人の女の子と合流した途端、ヨン様を空港で待っていた韓流主婦たちかと思うくらい騒ぎ出す同期の子。そしてそれに呼応する二人の女子。嫌な予感が……。
「きゃー！何してたん！」
「さっきまでヒカリとカノコも一緒やったんよ！！」
「えーヒカリとカノコ！めっちゃ会いたいんやけど！！」
「二人ともアイリに会いたいって言ってたよ！！今度女子会するしかなくない！！」
「えーまじ以心伝心！！するっきゃないね！！まじしよ！！いつがいいかな！！」
以下、するっきゃないの無限ループ
嫌な予感が大的中でおじゃる
これです。まさにこれですよ僕の天敵は。僕（東京03）にとっての島田紳助は。いえ別にね、悪いとかそういうことではないんです。友人と会ったらテンション上がるのもわかります。
ただやっぱり相容れないんですよ。
テイストが違いすぎるんですよ。僕もそうですけど大抵の男はね、久々に友達とあっても「おおーっす」くらいで終わるんすよ。でもキャピついている女子は終始小ジャンプしながら内股でくねくねするんすよ。そしてビックリマークを二つつけたくらいの勢いでマシンガントークするんですよ。嘘でしょ。
そしてこの場面を皆さんも想像してください。
僕の方の唯一の知り合いであるアイリちゃんが相手の二人組とくっついてしまって三人グループになって盛り上がってしまったら、僕は一人でポツンと輪の外で作り笑いを浮かべるしかありません。だってどう考えても輪の中には入れないでしょ？終始小ジャンプしながらクネクネしてるんですよ？
これがいわゆる現代における地獄です。小学校ぶりくらいにこんな物悲しい状況味わったわ。皆さんもこのアイリちゃんの立場になったときは連れが孤立しないように全身全霊の注意を払ってください。でなければ二十歳を越えた男でも普通に悲しい思いをしてしまいます。
なんとか盛り上がりもひと段落し、僕も「アイリちゃんの会社の同期の百井です」と紹介をし、四人でタクシーに乗り込みました。
しかしタクシーの中でもキャピついている女子たちのトークはとどまることを知りません。
僕は助手席、女性三人は後部座席でくっついていたのも大きな要因かもしれませんが僕以外が盛り上がる盛り上がる。普通に三次会タクシーの中でやってんのかくらいの勢いでした。
僕は相変わらず「キャピついてるキャピついてる……あああ…苦手だぁ……」とだんまりを決め込んでいたのですが、彼女たちも社会人。いくらキャピついていても大人なので急に話題に僕を入れてきました。
キョーコ（友人①）「てか、百井くんってイケメンよね？（笑）」
アイリ・アヤカ（同期・友人②）「……（５秒以上の沈黙）」
いっそ殺せ
まずキョーコよ。人をどんな入り口から会話にぶち込んでんだよ。
人を会話の中にぶち込むなら最後までお世話する覚悟を持て。小学校のいきもの係以上の責任感を持て。放り投げて、はいおしまいじゃねーんだよ。それとな、それは僕がタクシーから降りた後に三人で盛り上がる話題だろ？三十分話題のフライングしてんだよ。まだこっちは助手席に神妙な顔して乗ってんだよ。しかも（笑）じゃねえんだよ。普通に小ボケです〜感が語尾から伝わって来てんだよ。ボケならボケでもいいけどよ。せめてひと笑いくらい取れよ。
そしてアイリちゃんとアヤカよ。
そこでガチ判断して沈黙する必要あるかい？
君たちキャピ★キャピガールズなんだから別に思ってなくても「確かに〜！」とか「イケメーン！」とか適当なこと言っとけばいいじゃん？そしたらこっちも空気読んで「やめてよ〜！イケメンだなんてやめてよ〜！」って乗っかるくらいするよ大人なんだから。それをなに？なんでそんなハイテンションガールズが急にお口チャックしてガチ沈黙ってこれ以上ないくらいの悪手を打ってくるの？沈黙が答えとして正解になるのはハンター試験だけだろ。別に真に受けないからさ。毎朝鏡見てるからさ。勘違いしないからさ。そこはなんでもいいから言語を発してくれよ。
そんな「もう頼むから殺してくれ」と言いたくなるような沈黙の中、アイリちゃんが雰囲気を変えようと別の話題を振りました。
アイリ「あ、百井くんはね、バンドやってたんだよ！」
キョーコ・アヤカ「えー！？ ポイント上がるゥー♪！！！（ハモリ）」
なんのポイントだ
もう僕は怖くて助手席で作り笑いを貼り付けるしかありませんでした。怖い、怖すぎる。ポイントって何？キャピついている女子はポイント制なの？
どう頭を回転させても共通の話題が見つからないし、僕の笑いの感性で突っ込んでも「は？どういう意味？面白くなーい！」とか言われそうだし猛獣の檻に入れられた子リスの感覚で僕は最後まで黙っていました。
というキャピついている女子とタクシーに乗り合わせた話でした。
どうですか？世間の根暗男子の諸君は共感いただけませんか？
いやお前が社会不適合者なだけなんだよ、とかいうマジレスはご遠慮願います。大の男が悲しい思いをしてしまうので。
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