【ゆず庵】なぜ誰も望んでいない麻辣火鍋は出てきてしまったのか

夫婦
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新型コロナに伴う緊急事態宣言も緩和され、しばらくが経ちました。まだまだ予断を許さない状況ではありますが、皆さんの生活も少しずつ元通りになっているのかなと思います。

 

そんな中、我が家も久しぶりに外食をしようという話になりました。

 

外出自粛で色々なことが制限されたわけですが、個人的に何よりもきつかったのが「外食ができない」ということだったのです。

 

僕自身進んでお酒を飲むわけではないので、ここでいう外食とは「呑み」ではありません。純粋なランチ・ディナーとしての外食です。

 

自粛になってテレビを見る時間が増えましたが、そこでも相変わらずグルメ系の番組が多いんですよ。

昔はテレビで見て食べたくなればすぐ食べにいけましたが、いまはこういった状況で外食にも行けず、約2ヶ月鬱憤が溜まり続けていました。

 

「寿司食いてぇ」

「焼肉食いてえ」

「鍋食いてえ」

 

 

ZAZEN BOYSに「ポテトサラダ」という曲がありますが、まさにその心境でした。知らない人は良い意味で最高に狂っているので聴いてください。

ZAZEN BOYS – ポテトサラダ @ FREEDOMMUNE 0<ZERO> ONE THOUSAND 2013

 

極め付けは暇つぶしに見た映画でした

 

 

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」 予告編

 

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」です

 

15年以上前の映画、しかもクレヨンしんちゃんをアラサーの男がどういうタイミングで見てんの?とかそういうツッコミは置いといて、この映画を見てしまい、僕の外食欲は限界突破しました。一度、この溜飲を下げないとどうにかなってしまう。意見が一致した僕と嫁は遂に念願の外食に行くことに。

 

そこで何を食らうのかという議論になりますが、そんな時、「ゆず庵」というお店を見かけました。

 

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「お肉」「寿司」が食べ放題……?

なんだこの地上の天国は?

 

僕らの行き先は速攻で「ゆず庵」に決定しました。

 

小学生の思考かよ

 

念願の鍋屋に到着したハイエナより飢えた夫婦。

 

食べ放題の鍋屋によく行く方ならわかると思うのですが、はじめに2種類の出汁を選ぶんですよね(画像は別サイトから入手したものです)

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僕は「陰陽鍋」と勝手に呼んでいます

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そしてこの2種類ってのがまた悩ませるんですよね。

 

あごだし

昆布だし

すき焼き風

魚介だし

麻辣火鍋

 

この中から2種類しか食べられないんですよ。やばくないですか。入店直後からめちゃめちゃ客を追い込んでくるんですよ、この陰陽鍋を使っている店は。

 

で僕は、こういう頭を悩ませてくる選択肢ってのが嫌いです。

マークザッカーバーグも「意思決定」を減らして脳を有効活用するために白シャツしか持ってないみたいな話があるじゃないですか。僕もそれなんですよ。変に頭を悩ませてマジカルな頭脳パワーをムダ遣いしたくないんです。(と言いつつぷよぷよみたいな不毛に脳力を使いまくるゲームを何時間もやってしまうド凡人)

 

というわけで僕は2つの味のチョイスを嫁に委ねることにしました。まぁ、この中は比較的どれも美味しそうだし、ハズレは少ない。どれを選ばれても文句っていう文句はありません。

 

嫁「えー、どれがいい?」

 

僕「ええよ、どれでも」(それぞれを指差し)

 

嫁「じゃあ……」

 

嫁「辛いのと……あごだしかな」

 

 

辛いやつ(麻辣火鍋)かぁ〜

 

 

すみません。人に委ねる以上文句を言ってはいけないのは、よくわかっています。いや、しかしね。こういう場合、一つを辛いやつ、しかも麻辣系の辛鍋にしちゃうのはちょっと個人的にはなしなんですよね。

 

確かに辛い鍋はめちゃめちゃ美味いです。僕もキムチ鍋なんかは大好きです。でも、食べ放題みたいな場面では終盤飽きがきやすいんですよ。

 

例えばあごだしだったらポン酢とゴマだれで味を変えられますし、薬味も使えます。すき焼きなんかもそのままと卵付けで味変えられますよね。でも麻辣火鍋はそうはいかないんですよ。最初の一口はマジで美味いんですけど、だんだんとその辛さがきつくなってきて後半は麻辣の方には誰も手を出さなくなって、さっぱり系のポン酢しか食べなくなるんですよ。

 

……でもまぁ選択は嫁に委ねたわけだし。

 

ここで文句を言うと喧嘩になりかねない。と言うことで僕は黙って従いました。まぁ、嫁が選んだんだから後半僕の手が麻辣火鍋に伸びなくなっても文句は言われないだろう。

 

そして、遂に待ち望んだ食べ放題が開始!!!

 

ちょっとここら辺で食レポ?も兼ねて「ゆず庵」の紹介をしときます。僕は初めて「ゆず庵」を利用したのですが、結構お気に召しました(王目線)

 

「鍋食べ放題」の店ってのはいくつかありますが、この「ゆず庵」のポイント高かった点をあげますね。

 

 

ドルルルルルルルルルルルル……(ドラムロール)

 

 

 

 

 

 

デン!!!

 

 

 

 

 

 

 

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串揚げも食べ放題!!!!!!

 

 

だから小学生かよ

 

 

でもすごくないですか?串揚げって揚げるのに時間がかかるからなのか、水光熱費がかかるからなのか、原価の割に大体1本100円くらいするじゃないですか。そしてなかなか食べ放題ってのがないんですよね。あっても結構高いし。

 

そんな串揚げなのに、鍋・寿司食べ放題についてくるってもう大化の改新以来の改新(?)でしょ。

 

例えば同業の「MKレストラン」だと飲茶が食べ放題でそれはそれで最高なんですけど、串揚げが食べ放題っていうのは初めて見たのでマジで感動しました。そして食べ放題=ちっちぇえ豚の切れ端みたいなやつ揚げてんのかな?と思いきや高クオリティの串揚げ。エビもレンコンも僕の大好きなうずら卵もありました。

 

あとは、値段の割に「牛肉」が食べられたってのも高ポイントでしたね。

 

牛肉を食べ放題に入れると、3,500円とかになっちゃうお店は多いんですが、「ゆず庵」は税抜2,980円で牛肉も串揚げも寿司もその他アラカルトも茶碗蒸しも食べ放題です。食べ盛りにはたまりません。

 

 

※我ながらゆず庵様側から報酬をもらって書いてるような記事ですが、そんなことは一切ありません。記事のPVが基本2(チェックする自分と嫁だけ)でGoogleアドセンスからは2回落とされ、しかも未だに承認されていないインターネットの最底辺ブログにお金を払うほどゆず庵様側もボランティア精神旺盛ではありません。

 

 

そんなこんなで料理を楽しんでいた僕だったのですが、やはり後半になると箸が止まり始めました。

 

僕(やっぱ後半戦になってくると麻辣火鍋キチィ……)

 

後半はあの辛さが重くなってくるんですよね。なので僕はあごだしばっかり食べてました。

 

するとそれを見ていた嫁が

 

嫁「ちょっと、麻辣火鍋の方も食べてよ。私結構こっちばっか食べてるんやけど」

 

僕「いやそっちはもう後半飽きがくるんよ……きついんよ」

 

そう正直に告げた僕に対して嫁は信じられないセリフを吐きました。

 

嫁「それはこっちのセリフやん。これ後半きつくなってくるんよ。

なんなん、そっちが選んだくせに……」

 

 

!!?

 

 

僕は自らの耳を疑いました。

 

僕「えっ? 今なんて?」

 

嫁「やから、自分が選んだくせに全然食べんやんって」

 

一体、いつ僕が「麻辣火鍋」を所望したというのか。

 

僕「ちょっと待ってくれ、僕がこの『麻辣火鍋』をいつ注文したって?」

 

混乱し、なだぎ武が演じる海外ドラマの男のような口調になりながら僕は尋ねました。

 

嫁「『これでええよ』って麻辣火鍋を指差してたやんか」

 

えっ……?絶対そんなこと言ってないんだが……?

 

思いながら僕は記憶を辿りました。例のごとくサイコメトラーEIJIのサイコメトリングするときの感じで高速回顧しました。

 

〜数十分前〜

 

僕「ええよ、どれでも」(それぞれを指差し)

 

 

ち、違う!!!!

 

 

僕は必死に弁解しました。僕は「ええよ、どれでも」と言って全ての鍋を満遍なく指差したのだ。決して「ええよ、これで」と言って麻辣火鍋を指差したわけではない。それぞれを指差している中の麻辣火鍋を指差している瞬間だけ切り取られている。これは陰謀だ。

 

しかし嫁は「いーや、あんたは麻辣火鍋を推してた」と譲りませんでした。

 

何だこの「麻辣火鍋」のなすり付け合い

 

食べ放題ってあんまり残して帰るのが気まずいので、終盤は互いに相手に食わせ合うという最悪のフードファイトに突入してしまうんですよね。結局互いにあごだし鍋ばっかり食いまくり、麻辣火鍋を最後まで押し付け合いました。

 

というわけで誰も望んでいない麻辣火鍋を押し付けあったというお話でした。

 

ただ一つ言っておきますと、麻辣火鍋がダメだとか美味しくないとかそういうことではありません。そもそも辛いものが得意というわけではない二人なのでずっと食べ続けるのがきついという話なだけです。辛いもの好きの方には最高だと思うのでぜひお試しあれ。

 

あとひとつ注意点を。

 

ソーセージは数量1で4本くらいあります。

 

僕は数量1を1本と勘違いして数量4注文してしまい、皿に山盛りのソーセージがやってきて「鍋食べ放題で美味しい牛肉あり、美味しい野菜ありって中で、一体どうしてソーセージを15本も頼まんといかんのや」とド正論を振りかざしキレられました。この場合は味覚ではなく知能指数が小学生でした。皆さんもご注意ください。

 

あと、辞書の編集者の方がいたら、今回の麻辣火鍋なすりつけ合い事案を「水掛け論」の具体例のところに載せてください。

 

よろしくお願いします。

 

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