おはようございます、百井桃太です。
今回は久々に最近発生した事件のお話を。
世間一般、緊急事態宣言による外出自粛に伴って、出勤を制限している会社も増えてきています。僕の会社もまぁそんな感じなのですが、なかなか出勤をゼロにするっていうのは難しく、週に何度かは出勤しています。
で僕が仕事からの帰宅後、毎日の習慣としてやっているのがスーツのしわ伸ばし、汗抜きです。要するにスチーマーで蒸気を当てているわけです。シャツもアイロンをかけるのはなかなか面倒なのでしわだけ伸ばすためにスチーマーを頻繁に使っています。
ちなみに使っているスチーマーはティファールのこれ。
CMとかでもよく流れているまぁまぁ有名なやつです。2年前くらいに1万円いかないくらいで購入し、ヘビロテしていました。これがとにかく便利なんですよね。実家にいるときはこんな文明の利器を擁していなかったので、出かける直前シワシワのシャツしかねえってなったときは水道から出した水を手のひらに乗せてパァンとシャツに投げつけていました。今思い返すとちょっと頭の良いチンパンジーじゃねえか。
そんな恥ずかしいやり方を嫁に見せるわけにもいかず、結婚してから初めてスチーマーなるものを買ったのですが、出かける前の時間がないときでも速攻でしわが伸ばせるので最高でした。使うための準備としてもタンクの中に水を入れてコンセントを挿して電源を押して数十秒待つだけなので本当に手間いらずなのです。あんまりいうと宣伝になるし、宣伝してもアフェリエイトの承認が下りない僕には一文の得もならないので紹介はここら辺でやめときます(ガチ不貞腐れ)
そんなこんなでその日もスチーマーを使用し、部屋の隅に置いていました。
そして翌朝。
嫁の「ちょっと!!」という嫌な予感を掻き立てまくる声がしました。なにごとかと思い行ってみると、そこには昨日置いたスチーマーが。
僕「なんです?」
嫁「いやこれ、なんか水が漏れ出してるんやけど!」
僕「いやいやこれタンクに水入れるときにちょっと周りに水ついたりもするし……。漏れたとかそういうのじゃないと思うけどね」
と言いながら見るとスチーマーの周りにはスチーマーが小便を漏らしたのかと疑うほどの水溜まりができていました。
嫁「タンクに水がついたくらいでこんな大惨事になるの?」
僕「いや、ならへんなぁ……おかしいなぁ……」
嫁「タンクに穴あいとるんやないのこれ」
そんなはずはないと思いながらタンクに水を入れて傾けてみるとチョロチョロチョロと水滴が溢れ出てくる。
嫁「漏れとるやん」
僕「そういえば最近スチームしとるとき水滴が落ちてきてたような気がするわ」
嫁「いや、そんとき気付けよ」
僕「しっかし、なんでまだ買って少ししか経ってないのにこんな風になるかね!!不良品やないんか、これ?それか君、なんか変な使い方したんやない?」
まだ買って2年くらいなので、そんな簡単に壊れてしまうなんてことはありません。もしも壊れるとすればそれは元々が不良品であったのか、例えばタンクを落としたり使い方が悪かったのかしか考えられません。それで即嫁を疑ってかかりました。
嫁「はぁ?このスチーマーほぼそっちしか使ってないやんか」
グッ、ぐうの音も出ない正論。
嫁「ずっと使っとったんやし、そっちの使い方が悪かったんやないの?これ結構高かったんやけど」
そして悪くなる風向き。いや待て、僕は落としたり乱暴に扱ったことはない。無罪だ、冤罪である!!!と必死にその旨を伝えると
嫁「……終わった後、水捨てなかったから漏れたんやない?」
え?
スチームをし終わった後に水がタンクに余ることはもちろんあります。そして、平日はほぼ毎日使うのにいちいち水を捨てるのも面倒なので、そのままにしていることも多々ありました。今回こんな水溜まりが出来ていたのは、昨日スチームをし終わった後に水を残したままだったことを物語っています。
いや、しかしさぁ!
僕「水残してたから水漏れするってどういうことなん? だってプラスチックやろ?粘土で作ったタンクなら意味わかるけどさぁ(笑)」
僕のその言葉に「ううむ」と嫁は首を傾げました。いやいやわかるやろ?だって小学校低学年が粘土で作ったコップじゃないんやで?天下のティファールさんが作った天下のスチーマーの天下のタンクやで?
とりあえずここで言い争っても仕方がない。思った我々はまず修理をしようとガムテープを持ち出しました。とりあえず水漏れする場所を特定し、ガムテープを貼る。おお、いい感じなんじゃない?と思ったら、即別の穴から命の水がこぼれ落ち始めました。そして傾けてみるとタンクの全方面から水が流れ落ちるではないですか。ふざけるなよ。小学校低学年が粘土で作ったコップじゃねーか。もう誰がどう考えても穴を塞いで使う方法は不可能です。
ならば……と、次に保証書を探すことにしました。保証の期限内であればこの理不尽なタンク穴あき現象も問題ない。スチーマーごと取り替えてもらえばいいだけなのだから。
結果、保証書の期限は1年間でとっくに切れていたのですが、そこには一緒に説明書も保管してありました。
僕「故障かな?の欄を一応見てみよか。それでこのトラブルの解決法が書いてなかったら、もう運が悪かったと思って諦めるしかないなぁ」
僕には落ち度は1ミリもない。そう強く思いながら僕は「故障かな?」のページを開きました。
そうそうこのページの「水が漏れる」のところだな。
ん……?
ん……
14ページを開く
ん…
お〜ん……
嫁「ちょっと見せて」
嫁は僕の読んでいたページを見、即言いました。
嫁「ほら!!やっぱり使い終わったら水捨ててって書いてあるやん!! 水漏れの原因になりますって書いてあるやん!!」
僕「このたびは誠にすみませんでした」
手のひら返しの高速謝罪
僕「にしてもそんなちっちゃく書いてるのはセコくありませんか?」
そして高速責任転嫁
いやだって、だってさぁ!!!
タンクに水残ってたら、しばらくしてタンクに穴が開くなんて誰が思いまっか?だって小学生が作った粘土細工ならわかるけど天下のティファールさんが作った天下のスチーマーに備え付けられた天下のタンクよ?(2回目)水入れてただけで天上天下唯我独尊のタンクさんに穴が開くなんて想像の余地すらありませんよ。
それをすげーちっちゃく「水は毎回捨ててね(小声)」ってむずくないすか!!それで壊れるならもう説明書の表紙にジャンプの表紙の「巻頭カラー!」の大きさくらいで書いておいてくださいよ!それがダメなら「センターカラー!」くらいの大きさでもいいからさ。ていうかもうそういう即故障に繋がるようなトラップは本体に書いておいてくれよ。バカはそんなの忘れて水を捨て忘れちゃうんだよ。そういう生き物なんだよ(ビッグダディ風責任転嫁)
僕「仕方ない、タンクだけ別売あるか探してみようか」
気を取り直して言った僕に嫁はまた怪訝そうな顔を向けました。
嫁「いやいや、さっきあんなでかい水たまりに浸かってたんやから本体自体も壊れとるんやないの?電化製品なんやからさ」
僕「いやいやいや。水を使うことを前提にした電化製品やぞ?そんなちょっとの水がかかったくらいじゃ壊れないようになっとるよ。防水仕様になっとるに決まってるやんか」
そして何度ボタンを押しても点かない電源
そして高速謝罪をする僕
こんな謝るGWある?
結局、戦犯として僕は天下のパナソニックさんの新しいスチーマーの代金を払うこととなりました。(しれっと鞍替えをしたのはティファールさんが僕のポケットマネーでは手出しできなかったからで他意はありません。不貞腐れではありません)新しいスチーマーの説明書を速攻で読みましたが、やっぱり終わった後は毎回ちゃんとタンクから水を抜かないといけないようです。スチーマーユーザーの方はマジで気をつけてください。水を抜き忘れていると、ある日突然スチーマーが小便を漏らしたのかというくらい漏れまくります。
それと今回の話を通して言いたかったのは、こういう瑣末な事件から夫婦戦争の幕が開けてしまうということです。僕は今回得意の高速謝罪で九死に一生を得ましたが、誤ってあと少しでも故障の原因を嫁になすりつけようとしていたら終わっていました。
なので教訓として最後は友蔵よろしく、夫婦の心の一句で終わりましょう。
ティファールが 壊れた時は 往々に 夫婦の仲も 壊れるものなり
by 百井桃太
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