まさかの1択。
というわけで今日はアルバイトをいくつかやった僕が大学生が絶対にやるべきアルバイト1選を紹介いたします。普通は5選とかするんでしょうが、僕は責任感が強く真面目なアルバイターだったので、ブッチとかとは無縁だったので、高校大学7年間でそもそも5つしかバイトを経験していないので、その中で一番よかったやつを紹介します。
なにこのPV稼ぐ気バリバリの記事タイトル
なんでこんな急な方向転換をかましたかというと、先日ビジネス系YoutuberサラタメさんというサラリーマンをしながらYoutuber をされている方のインタビュー動画(新R25)を見てyoutuber月収が100万と知り、たまげて金に目が眩んだからです。
だから僕もPVがつきそうなタイトルをかましてGoogleにゴマすって金を稼ぎたいです。(ド直球)
※ただしブログ開始して約1ヶ月が経過しようとしている現在、私はGoogleアドセンスの審査に3回落とされています。
気を取り直して結論から参りましょう。
大学生が絶対にやるべき神アルバイト1選を発表します!
ドルルルルルルルルル(スネアロール)
デン!!
テレフォンアポインターです。
誰?今ガチガチの安パイじゃんって言ったやつ
待って待ってブラウザ閉じないで。ちゃんとした理由あるから。ちゃんとしたエピソードも用意してるから待って。ブッダの心で待って、ガンディー憑依させて。ほんとほんと、おねがい、おねがい。
だいたい、「テレアポ」って言うと、そもそも既に大学生に人気なんですよね。だから「今更勧められるまでもねーわ!」という方も多いでしょう。
でもちょっと待ってください。
そもそもなぜテレアポが大学生に人気なのでしょうか?
僕も経験者なのでわかります。理由は十中八九これです。
「時給が高い」
以上。
でしょ?正直そうでしょう?
テレアポといえばだいたい時給1,000円は固いんですよね。僕が大学生やってた5年以上前でそれだったので最賃が3%ずつ上がってる今なら1,100円とかもザラにあるんじゃないでしょうか。僕がテレアポを始めた理由もそれでした。
ただし、今回僕が大学生に「テレアポ」をオススメするメインの理由は「時給の高さ」ではありません。(勿論時給が高いのも大きなメリットの一つです)
ですので「時給が高いバイトじゃなくてもいいから、別にテレアポしたいと思わないんだよね」っていう大学生の方は是非とも見てください。
では早速一つ目の「テレアポをやった方がいい理由」いきましょう。
大学生がテレアポをやるべき理由①「電話応対・敬語が身に付く」
はい、まずは経験談からお話します。
僕は大学4年、就活明けからテレアポを始めました。なのでテレアポ歴で言えば半年ちょっとくらいですかね。しかしこのたった半年のテレアポ経験のお陰で会社に入ってから電話応対に困ることは一切ありませんでした。
つまりまとめると
「テレアポをやった方がいい理由は電話応対が身に付くから」
「電話応対が身に付くと良い理由は電話応対や電話応対の中で使う敬語が多くの社会人にとって必須のスキルであるから」
です。
これ、新入社員を見ていると良くわかるんですが、やはり大半の子は電話応対やきちんとした敬語ができないんですよね。
例えば「部長か課長いる?」と電話で訊かれたのでしょう。二人の方をちらりとみて「あー、両方ともいます!」とかクソでかい声で言ったり、初めてのお客様から「〇〇ってことがあったのよ」みたいに言われて「いやぁ〜それはナシですねぇ〜」とか。
僕も大学4年でテレアポをやっていなかったら絶対できなかったと思います。
「新人なんだからできなくて当然だろう。そんなものは会社に入ってからでも十分学べる」という方。勿論、その通りです。
ですが、就職する前に高い時給を貰いながらフライングで社会人としての基礎を学べるならば、それって凄く効率的じゃないでしょうか。
入社後っていうのは、ただでさえ覚えることが多いと思います。もしも既に敬語や電話応対が学べていれば、それらの学習エネルギーを別の学習に向けることができますよね。
ちなみに敬語を学ぶなら「飲食店」とかで働いてもいいんじゃないか?と思うかもしれませんが、「飲食店」ではなかなかきちんとした電話応対をすることってないと思います。居酒屋に電話の予約をして若い方が出た時って大体、そんな感じですよね。
あと、居酒屋とは大きな違いを理由②で話します。
僕はテレアポのおかげで早い段階で電話応対高度技術「左様でございますか」を会得することができました。
大学生がテレアポをやるべき理由②「時間帯が比較的自由」
これは職場によるかもしれませんが、テレアポは数あるバイトの中でも時間の幅が広く選択肢が多いです。僕がやってたテレアポは朝の9時から夜の21時までの中で最低3時間から選べるという最高な自由度でした。
じゃあなぜ時間帯が自由な方がいいのか?
それはズバリ、大学生活という貴重な時間を有効活用できるからです。
社会人になると嫌という程わかるんですけど、本当に大学の時間って貴重なんですよ。
僕は結構趣味が多くて、色々なことに興味を持ちやすいのですが、大学生当時はほぼバイトか音楽しかやってませんでした。まぁ当時はそれで楽しかったんですが、今思うとダラダラしている時間も多かったなと思います。
社会人になってからDTMを始めたり、ゴルフを始めたり、筋トレを始めたり、落語を始めたり、小説執筆を始めたり、本を年間50冊読み始めたり、絵を書き始めたり、ブログを始めたり、プログラミングを始めたり、M-1グランプリに出るかマジで悩んだり(?)した僕だからわかります。社会人は本当に自由に使える時間が少ないです。
なので大学のうちになるべく時間を有効活用して、遊ぶでも勉強するでも趣味に励むでもなんでもいいので後悔しないように好きなことに全力を注いだ方が良いです。
例えばですが、居酒屋でバイトをするとすればほぼほぼ夜の時間帯でしょう。そんでもって遊びにしろなんにしろイベントっていうのは無論夜にあることが多いですよね。僕は掛け持ちをしながら居酒屋でもずっとバイトをしていたのでわかりますが、やはりバイトが夜の時間に入っているせいで参加できないイベントがたくさんありました。
これは一例ですが、バイトの時間の選択肢がそもそも多ければ生活に自由度が増えます。より時間を有効活用することができます。
なのでいつでもバイトの時間を調整できるように、はじめから勤務時間帯の選択肢の多いテレアポを選んではいかがでしょうか。
大学生がテレアポをやるべき理由③「社会の理不尽さに触れることができる」
今回の記事はね、ズバリ、これを話すために書いた記事です。
もうね、正直言いますよ。
やるべきバイトとかどーーーでもいいんですよ。
だって絶対僕よりいろんなバイトを経験していて、いろんなバイトを紹介していて、僕より頭良く説明できるブロガーがいるんで。まじで良いバイト探してる人はそういう専門のブロガーのところ見に行くでしょ。
それに正直、この世は人それぞれですから。僕がテレアポに対して持っているポジティブイメージが人にとってはネガティブとか普通にあることなので。
ということでここからが本題です。
バイト経験者ならわかると思いますが、「敷居の低い店は客の民度も下がる」という格言(?)があります。そして「敷居の高さ」とはその店の業種などではなく、イコール「その店で客が払う金額の高さ」です。
僕は居酒屋でバイトしていましたが、大衆居酒屋ではなくちょっとお洒落な高層階からの夜景の眺めがおすすめですみたいな少し敷居の高い居酒屋だったので、その居酒屋で嫌な客と遭遇したことはありません。
ただし、テレアポではこの世の悪を煮詰めて煮詰めて濃縮還元して濾過して濾過してまた煮詰めてみたいな最悪な客に腐るほど出会いました。
これはなぜかというと先ほどの格言がまた生きてきます。
「敷居の低い店は客の民度も下がる」
僕のやっていたテレアポはインターネット回線系の「困った時はこちら」みたいなテレアポでした。つまり、電話代以外は無料。もう民度がゴリゴリ下がります。
それに加えて電話をかけてくる人間はそもそもネット系で何かが上手くいかず、既にブチギレている人間ばかり。ここまで言えばもうお分かりですよね。地獄です。
おすすめと言いながら「地獄」とは何事かと思われるかもしれませんが、この社会の中で「ストレス耐性」というのは社会人としての大きなスキルの一つです。近年では「レジリエンス」という受け手の心の防御力を上げようとする考え方もあったりするくらいなので。
というわけで今回は僕は出会った最悪な客を一部紹介しましょう。僕はこの経験でメンタルが鍛えられました。
開口一番「貴様」から始まったベテランクレーマー
僕「お電話ありがとうございます。〇〇のサポート担当百井でございます」
客「貴様は、〇〇会社直属のテレフォンアポインターか、委託業者か、答えろ」
貴様!!?
開口一番ですよ。21世紀に開口一番「貴様」とかあります?電話開発したグラハム・ベルでもそんなやついるとは思ってもみなかったでしょう。
とにかく僕には歌い出しが衝撃すぎて、「貴様」以降を完璧に聞き逃していました。やべえよ、やべえよと震えながら「申し訳ございません、もう一度よろしいでしょうか」と尋ね、同時にデータベースで顧客情報を検索するために表示されている電話番号をパソコンに打ち込んでいきます。
客「貴様は、〇〇会社直属のテレフォンアポインターか、委託業者か、答えろ」
全く同じ台詞を抑揚なく繰り返す客。完全にブチ切れています。口調は静かですが、完全に青い炎がメラメラと点灯しています。
と同時に僕の目の前のモニターに客の情報が表示されました。そこにあったクソでかい赤字が僕を戦慄させました。
VIP
契約をしたことのある顧客は基本的にデータベースに記録が残るようになっております。この顧客はその中のステータスの部分が「VIP」となっていました。
この「VIP」というのはみなさんが知っている意味の「VIP」ではありません。「ゴリゴリやべえ鬼みてえなグレートエクセレントクレーマー」の隠語です。つまり今僕が電話しているこの客はうちのテレアポの誰もが認めるまごうことなきエリートクレーマーなのです。
その時点で僕の全身は震えていました。マジでやべえ。これはモンハンで、まだ全然レベルが上がっていないのに目の前にクエストとは関係ないリオレウスが現れたときの心境と酷似していました。いや、絶対無理やん、という絶望です。ただし、リオレウスなら逃げれば済みますが、クレーマーからは逃げられません。
とりあえず質問に答えあぐねたので、一旦保留し、上長のところに行きました。
僕「すみません、かくかくしかじかで……」
上長「ああ、それは直属って答えてもらって良い?」
嘘やろ?
直属か委託かという質問の意図はなんとなくわかっていました。「俺のこの煮えたぎった不満は相手の会社に直接ぶつけたいので、直属か委託業者なのか」確認しているのです。つまり「直属」と答えれば、「ほう、貴様〇〇の直属部隊か。ならば遠慮はせんぞ」と集中砲火の無双乱舞をしてくるに決まってるのです。
絶望に満ちた表情で電話に戻り「直属でございます……」と答えると、案の定あちらはギアを解放してきました。罵詈雑言を浴びせてくるわけではありませんが、静かに静かにネチネチと詰めてくる感じは、さながらゆっくりと獲物を窒息させて食うアナコンダのようでした。
そしてこれは僕のいたテレアポだけかもしれませんが、電話の途中で上長に代わることができないという最悪のシステムがありました。代われないので、上長と話すなら後ほど上長に折り返してもらわなければならないのですが、ブチ切れている客に対して「後ほどこちらから折り返しさせていただいても……」などという言葉はもうただのガソリンです。会話が大炎上の大爆発します。
この時も再現性120%でした。
VIP「貴様じゃ話にならん。上の人間を出せ」
僕「ももも申し訳ございません。かくかくしかじかで……」
VIP「二度言わせるな。今すぐに出せ」
僕「ももももも申し訳ございません。かくかくしかじかですので後ほど……」
VIP「貴様ら愚鈍な人間の都合など知らん。今すぐに代われ」
僕「もももももももももももも申し訳ございません。しかし……」
VIP「今すぐだ。貴様、客を愚弄しているのか」
僕「もももももももも……」
VIP「出せェ!!!!!」
僕「すみませぇぇぇん!!!!」
この押し問答が30分以上続くんですよ。地獄でしょ。
本当はもう少し紹介したかったのですが、記事が長くなりすぎてしまったので、テレアポの地獄客はまた別の機会にご紹介します。
みなさんもオススメのバイト、テレアポを是非体験してみては?
(地獄の経験を話した後でオススメをし続ける人間の底辺)
コメント