好きな娘できたときの男子高校生は公園のハトよりバカ

思い出
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おはようございます。国語で学年1位を取ったことがある国語の鬼才、百井桃太です。

 

いや、冒頭の一言に触れていくのもあれなんですけど、国語ってなんであんな各教科の中でもダントツに虐げられてんの?

 

僕は高校の時、学年1位取るくらい国語が得意だったんですが、(と言うがその後国語に目覚めたと思ってバリバリ勉強したら45位まで陥落して二度と30位台に入ることはなかった)国語ってあんまりチヤホヤされないですよね。

 

数学は天才とか変人とか数学者とか言いますけど国語って絶対そんなん言わん。国語の申し子とか国語をするために生まれてきた男とか言っても「ああ、はいはい。文系ね?」みたいな感じで一蹴するんでしょ。いやわかるけど。国語でいい点取っても対して褒められたことないし。でも「国」の「語」やからな。「国」やぞ?もっと可愛がれ。

 

 

ともあれ最近はセンター試験とよくテレビで言ってましたね。そういうのあったね。もう10年くらい前です。懐かしい。正直受験とか内容に関しては全く記憶がないのですが、センター試験のちょっと前の日に好きな娘から手作りお守りもらったのだけは覚えてますね。

 

手作りお守りよ?

 

やばくない?僕は高校3年の時は彼女いない歴=年齢(保育園のときのほっぺにキスしてくれたれいなちゃんはノーカン)でしたが、これは120%いけると思いましたよ。クイズミリオネアの最終問題でテレフォンもオーディエンスもフィフティーフィフティーも残ってるようなもんでしょ?どう考えても絶対いけるやん?手作りお守りは流石に。

 

だって家でそのお守り作ってるときは、渡す相手のこと考えてるわけじゃないですか?つまり僕の事考えてたわけでしょ?

 

「喜んでもらえるといいな……」

 

とか呟きながらよなべしてるんでしょ?

 

お父さんから「お前、こんな遅くまで何やってんだ?」と言われると慌てて隠して「なっ、なんでもないし!あっち行ってよ!」と言ったり

 

お母さんから「あんた、本当不器用ねぇ……誰に似たのかしら。ほら貸してごらん」と言われて「あー!だめ!これは私が最初から最後まで一人で作るって決めたんだからお母さんは手出さないで!」とか言ってるんでしょ?

 

そこまでの犠牲を払ってお守りを送るってこれもう伴侶だろ?幸せにするしかねえな?とひたすら考えていました。馬鹿ですね。

 

「はい、これ」と言われてお守りを受け取って何と無くわかるくせに「えっ?」ととぼけた感じ出して「お守り。試験頑張ってね」と言われたときの衝撃よね。

 

欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)が本名って知ったときくらいの衝撃でした。

 

「ヲ…ヲウ…ハリガトォ……」という半分理性を取り戻したゾンビみたいな気色の悪い返事しかできませんでしたね。でも脳内ではかっこよく「サンキュ、ちょっくら満点取ってくるわ」くらいの返事をした気になってました。自己評価がキムタク並という狂いっぷり。顔中ニキビだらけなのにワックスで髪をキメてましたからね。まずプロアクティブ使え。小学校の時、裸足で学校を脱走して2〜3キロ離れたサティの試食コーナーでソーセージを食っているときに先生に捕まったウシダ君より馬鹿です。

 

それが確かセンター試験前の最後の平日で、そんなお守りをもらって勉強などが手につくはずもなくセンターは確か普通くらいの手応えで。でもまぁ僕はそもそもセンターにそんなに頼っていなかったので、その後も本受験までの学校生活に戻ったわけですが、そんなお守り譲受などというときメモも真っ青のイベントがあったからにはアタックせねばと盛り上がっていました。

 

こういう時にどうすればいいかわからなかった彼女いない歴=年齢の僕の頭に閃いたのはプレゼント作戦でした。

 

僕「プレゼントもらって嫌な娘なんているはずない!」

 

そう考えて頭をひねり、プレゼントしたものは

 

 

画像1

 

しそ味のペプシ

 

画像2

 

あずき味のペプシ

 

画像3

 

家にあったビタミンCが簡単に摂取できる粉

 

カラーテレビ、クーラー、カーの3Cに対抗したペプシ、ペプシ、パウダーのいわゆる3Pですね。

 

どんな三種の神器だよ

 

贈り物にいらん個性出して覚えられようとするアイドルオタクか

 

好感度の概念がトんでます。嫌がらせに片足突っ込んでますからね。でも当時は付き合ってもないのにガチなプレゼントあげるのは恥ずかしかったし、やばくなったら「あれは別にネタであげただけだから」と言えるような逃げ道を用意してたんだと思います。

 

そして当時話題だった迷走ペプシを女の子はマジで喜ぶとも思ってました。小型犬より馬鹿です。さらに姑息。馬鹿で姑息ってもう畜生以下の存在じゃねえか。よく地獄絵図に書いてあるフォークみたいな鉄の棒持って死人のケツ刺してる小鬼かよ

 

あとは休み時間とかなると好きな娘に聞こえる声量で騒ぐやつね。「オーイッ、お前まぁじ、ざけんなよ!?」とかいうヤンキー漫画にも載せられないような語彙力ゼロ馬鹿丸出しの台詞で「友達の輪の中で中心人物ですが?」感をバリバリ出してました。なんで18年生きてきた英知の集合体である人間の求愛の仕方が、「目立つ」みたいな孔雀とかの哺乳類外の動物と同レベなんだよ。いうまでもないですがこれは孔雀よりも馬鹿です。

 

そして卒業式の後、このタイミングしかないと告白。

 

僕「ずっと好きでした!」

 

好きな娘「うーん……」

 

〜20分後〜

 

好きな娘「ごめんなさい」

 

この救いのなさたるやかぐや姫かよ

 

馬鹿なのは認めますが、もうちょっと救いあっても良くない?だって手作りのお守りもらってるんだよ?手作りのお守りもらって受験に合格した後に告白するっていう黄金パターンで長考からの「ごめんなさい」とかある?

 

しかもまぁまぁマジの長考ね。リアル20分くらい。そこまで考えて逆にダメならマジで無理だったんでしょうね。20分でプラスのイメージを生み出そうとしたけどどうしても無理だったんでしょうね。書きながらなんか心臓がキュウキュウ収縮してきたよ。

 

男子高校生は馬鹿ですが手のひらコロコロ小悪魔系女子は、みんなを傷つけるのはやめてください。男子を代表して宣誓!!!(宣誓が文章の終わりという斬新さでバズれ)

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